インドラプトル。目的を持って想像した恐竜です。暗闇でも視力が利き、反響定位で獲物の位置を確認できます。いずれ自然がインドラプトルを生み出したかもしれませんが、私のほうが先でしたね。危険かって?ええ。しかし化学も危険ですよ。
~ヘンリー・ウー博士~
概要[]
インドラプトル(Indoraptor)は、ジュラシックワールド・エボリューション2に登場するハイブリッドの一種である。
サンドボックス以外で飼育可能なモードでは、以下の通りである。
モード名 | 解除条件 | 出現ステージ |
---|---|---|
キャンペーン | 出現せず | N/A |
カオス理論 | 出現せず | N/A |
チャレンジモード | アメリカ合衆国北西部 | 「ハイブリッド 2」を研究後、孵化場から解放する。 |
説明[]
インドラプトルは、ヴェロキラプトル、デイノスクス、インドミナス・レックスなど複数の属のDNAをかけ合わせて人工的に作られたハイブリッド属。Indoraptor hybrid of Indominus Rex DNA + Velociraptor DNA
高い知性と攻撃性が特徴で、圧倒的なスピード、パワー、俊敏性、優れた視力を持つほか、獲物を急襲するために自らをカモフラージュして待ち伏せする能力もあり、存在する中でも最も危険な恐竜の一種とされる。
生態[]
ヘンリー・ウー博士が生み出した狂気のハイブリッド種、インドラプトルはインドミナス・レックスをベースとしてヴェロキラプトルのDNAをさらに色濃く反映させた肉食恐竜だ。その名は「制御不能な略奪者」、「不屈の泥棒」などを意味する
インドラプトルはインドミナス・レックスを上回る知性と凶暴性を併せ持ち、残虐に獲物を追い詰めていく。インドミナス・レックスに比べてはるかに小型だが、そのパワーはインドミナス・レックスにわずかに劣る程度で、そこらの大型肉食恐竜に襲い掛かればかなりの確率で勝利をおさめ、相手の息の根を止めるだろう。知性もれっきとした武器であり、ほぼ残影しか見えないレベルで走行できるようなの脚力と合わせて獲物を翻弄する。
また感覚器官も非常に優秀であり、暗闇の空間でもラプトル譲りの優れた嗅覚、視覚、そしてどこから持ってきたのか反響定位まで使えるという、生物兵器レベルのバケモノである。そして挙句の果てにはなぜか銃火器のレーザー照準を追いかけ、アラームを鳴らすと照準を合わせた相手を攻撃するという習性がある。これはインドラプトルの意志を抑えつけて対象への攻撃を強制させるというものであり、なぜこのようなチートスペックな生物が生み出されたのかは、インドミナス・レックス共々映画本編で確認いただきたい。
フィールドワーク[]
インドラプトルはその縄張りに広大な土地を要求する。そしてその中にちょっと広めの水辺と岩場、そして生き餌フィーダーが必要になる。
非常に豪勢だが、これを満たさないと問答無用でフェンスを破壊されて、恐竜・人間を問わない血みどろの殺戮パレードが繰り広げられるだろう。
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インドミナス・レックスほどではないにしろ、インドラプトルの力も非常に強く、絶対にフェンスをコンクリート壁にしなければならない。初期装備の電気柵などもってのほかで、コンクリート壁でもあまり長くはもたない。なので絶対に脱走させないように気を遣わねばらならないのである。
そしてその広大な縄張りに同族を含めていかなる生物が入ることを認めず、コンプソグナトゥスだけはいても無視するが、うざったい虫けら如きが縄張りをうろつくのはお気に召さないようで、怒りのボルテージがどんどん溜まってゆくだろう。
そしてやはりコイツも心地よさの閾値が85%であり、悪天候で心地よさを20%下げられた暁には必ずブチ切れる。
飼育時の留意点[]
サンドボックスを除けばチャレンジモードにしか登場せず、主演を務めた炎の王国シナリオでは舞台がロックウッド邸ではなくヌブラル島だったことから、インドラプトルの『イ』の字も出てこない。
そんな彼の攻略における利便性だが、はっきりいって使い勝手は非常に悪い...どころかインドミナス・レックスの完全なる下位互換である。 前述した通り飼育環境の整備が大変なことと、後述する孵化への高いハードルのせいでゲームのシステムと致命的なまでに噛み合っていない。 群れで飼育することすら不可能なため、モササウルスやティロサウルスにもカーチャンにも一歩及ばないその性能には、多くのインドラプトルファンが涙することだろう。
戦闘によって悪名を稼ごうにも支配力の数値がインドミナスに劣っているせいで、戦ったら最後完膚なきまでにボロボロにされる。 しかももっと悲しいことに本来彼より劣っているであろうティラノサウルスやスピノサウルス、数によってはヴェロキラプトルにすら力負けするという体たらくを見せつけるなど、絶望的なまでのケンカの弱さ。 お前本当に生物兵器として作られたのかと疑問を投げかけたくなるレベルでパワーがない。 これには全国のファンが待遇改善を求めて暴動を起こしたとしても、決して文句は言えないだろう。
図らずも人気とスペックが全く釣り合っていない生物と成り果ててしまったインドラプトルだが、かつてはゲーム中最もサンドボックスモードで解禁するのが面倒くさい古生物として知られており、攻略における利便性のなさと無駄に面倒な条件のせいでパーク運営者のフラストレーションを最大限にまで溜めた生物として知られていた。(詳細については後述)
その絶望的なまでの解放条件[]
現在でこそアプデによって煩わしさが解消されたインドラプトルだが、リリース当時は解禁するのが非常に面倒くさい種として悪名高かった。
彼が登場する唯一のステージ、チャレンジモード「アメリカ北西部」において飼育したい場合は、他の恐竜と同じく研究する必要があるのだが、その際科学者に求められるスキルの数値が信じられないくらいにバカ高い。 その設定たるやロジスティックが「 15 」、福祉が「 27 」である。 これは全古生物の中でもトップレベルに高い数値であり、当ゲームにおけるトップクラスのアピール値を誇るモササウルスですら研究に必要なスキルは、ロジスティック「 3 」、遺伝子学「 9 」という事実を鑑みれば、いかにインドラプトルに割り振られた数値が異常かという事が一目瞭然であろう。
そもそもコイツを解放するには下準備としてインドミナス・レックスの研究が必要になるのだが、こいつもこいつで異様に解禁がめんどくさい上に、必要な科学者のスキルの種類が正反対というフラストレーション爆上がりな仕様となっている。 詳細な説明については彼女のページを参照してほしいが、これを読んだ上で先ほどの条件を照らし合わせてみると、本当に頭がおかしくなりそうな条件である。 これでいて研究コストもバカ高いのだから始末に負えない。 鞭打ち百発からのアルゼンチン・バックブリーカーを千発食らった方がまだ愉悦な気分になれるレベルである。
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積りに積もったイライラと科学者たちのレベルアップを終えようやく研究が完了し、孵化場にいってみると、ここでまた再び多くのパーク経営者はインドラプトルのアピール値「1850」を前にして思考停止することになる。 インドミナスの作成やラプトルやTレックス、その他多数の古生物のDNA集め、科学者の管理に苦しみながら解放されたそのアピール値は、無慈悲にもインドミナス・レックス1頭と全く同じだったのである。
我々が費やした多くの資金と時間は、一種にして水泡に帰した。最悪の場合、アピール値をよーく見ずにそのまま作成して、さらにムダ金を費やすことになる。 そんな体験を当記事初稿を担当した方はされたそうである。
最初に述べた通り、現在はアプデによってサンドボックス限定だが古生物達は購入したその段階でいつでも飼育可能となり、科学者システムに対するテコ入れが行われたことによって煩わしさはだいぶ軽減された。 前述の苦行については今もそのままの状態で放置されているものの、今は無理をしてまでストレスを溜める行為をしなくて済むようになったため、パーク運営者たちの怒れる記憶は今やもう過去の遺物となっている。
シリーズでの活躍[]
「炎の王国」にて産声を挙げたこのインドラプトル、近年のおもちゃやゲーム作品に出演、たいていインドミナスを差し置いて一線級の活躍をしている。特に「ザ・ゲーム」ではスペックのインフレ化が進む今日においても最前線で戦う恐竜の一種である。
「炎の王国」ではロックウッド邸でウー博士によって作成されるが、頭のおかしい変わった趣味をお持ちの傭兵によって解き放たれ(決して彼の趣味は恐竜を解き放つことではない)た後に彼を含めた屋敷の人間たちを虐殺し、少女メイジーに襲い掛からんとしたときにオーウェン・ブルーのタッグと死闘を繰り広げることとなる。死闘の末にガラスドームから落下し、真下にあった角竜の頭蓋骨に体を貫かれて死亡した。
ちなみにインドラプトルには2頭目が没設定として存在していた。下のギャラリーのように白い色をした個体で、黒い色の個体と争うシーンも構想されていたそうだ。
ギャラリー[]
関連項目[]
- 古生物
- インドミナス・レックス
- インドラプトル
- スコーピオス・レックス