大抵のことでは動揺しないが、こいつは例外だ...いいか、よく聞いてくれ。 スコーピオス・レックスの管理は何よりも重要だ。 もし脱走したら...捕獲するなんてご免だぞ。
ジョージ・ランバート
概要[]
スコーピオス・レックス(Scorpios rex)は、ジュラシックワールド・エボリューション2に登場するハイブリッドの一種である。
有料DLC「サバイバル・キャンプ恐竜パック」に収録されている生物で、該当するパックを購入することで初めて飼育が可能となる。
説明[]
スコーピオス・レックスは、ヒレの棘から毒を分泌するフサカサゴのDNAと様々な肉食恐竜のDNAをかけ合わせて人工的に作られたハイブリッド属。
高い知性、圧倒的な力、敏捷性、スピード、そして猛毒を持つ史上最恐の恐竜である。 体長は最大で8mまで成長し、口には獲物の肉を切り裂くための鋭い鋸状の歯が並んでいる。
生態[]
ジュラシック・ワールドシリーズのオリジナルの生物。複数の生物の遺伝子を組み合わせて作られたハイブリッド恐竜である。ベースはカルノタウルス、そこにTレックスとヴェロキラプトル、さらに現代のアマガエルとフサカサゴのDNAを混ぜることで誕生した。ジュラシック・ワールド内でインドミナス・レックスを生み出したウー博士であるが、実はそれ以前に「E750」のコードネームで作られた最初のハイブリッド恐竜であった。しかし実際に1体を創造するとそのあまりに高すぎる凶暴性の為に制御不能になり、ウー博士を昏倒させる結果となった。こうして「E750」のプロジェクトは中止となり、恐竜自身も文字通り凍結保存されることとなったのである The Scorpios rex Hybrid DNA of Scorpionfish + Carnotaurus + Velociraptor + Tyrannosaurus rex + Tree frog + Pit Viper
凶暴性とはいったがその凶暴性はあのインドミナス・レックスやインドラプトルですら比にならない。というのもどうも遺伝子的欠陥として呼吸器疾患と神経系の異常を抱えているらしく、人間でいうならば非常に不安定かつヒステリックな状態である。おとなしかったのが急に目に映るすべてに襲い掛かるようになってしまうのだ。さらに呼吸パターンが荒く息苦しさを強く感じさせるものであり、恐竜にとって強いストレスとなってその凶暴性をさらに加速させてしまっている。冗談抜きで制御不能の域を超えている。凶暴性のせいかラプトルのDNAが入っている割には妙に短気な、力押しのような行動パターンが目立つ。
黒い身体にラプトル由来と思われるやせ細ったかのようにも見える長い腕、不揃いな歯に醜悪な顔つきとガリガリにやせ細った身体、真っ赤に充血したかのような目とかなり不気味な雰囲気を漂わせているが、その外見に違わず相対した恐竜を悉く狩りつくすことも十分可能な、シリーズにおける最も凶暴な恐竜の1頭である。蛇のピット器官でも持っているのか、熱源感知の能力を持ち獲物を追い詰める助けとなっている。身体能力も非常に高く、その巨体ながらもフェンスを登り脱走することもできる上、俊足でガリミムスに追いついて殺してしまうほど。最大の特徴は身体のあちこちに生えた棘であり、この棘はカサゴ由来の猛毒を生成することができる。さすがにパワーは最大クラスの大きさの捕食者たちには一歩劣るので、それを補う最高の武器として猛毒を注入して相手をジワジワと弱らせることを得意とする狡猾な種である。「サソリの王」という意味の名前に相応しい生物といえるだろう。
なお、性転換はおろか無性生殖まで可能である。幼体の成長スピードもかなり速く、すぐに成体になってしまう。尤もその凶暴性故に互いに殺し合うことがほとんどのようだ。ただしゲーム内では勝手に増えることはないのでご安心を。
フィールドワーク[]
ウー博士が生み出した神の真似事の究極系、それがこの「サソリの王」スコーピオス・レックスである。
彼女が求める生息域の条件は、広大な敷地面積に広めの空き地、そしてそれを取り囲むように生えたジャングルであり、それらが守られていない場合はすぐさまフェンスを壊しにかかるか、もしくは最上部へと這い上がって外へと逃げ出してしまう。
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普段はのんびり歩いて時たま店に向かって吠えるオオカミのような暮らしぶりをしているが、いざとなれば女豹を思わせる俊敏さを以ってして獲物に襲いかかり、その喉笛を引き裂いて忽ちあの世への引導を渡してしまう。 これらの事から分かる通り、性格は至って凶暴であり、自分を除く全ての生物を忌み嫌い、果てには同族のスコルピウス・レックスにまで襲いかかるなど情け容赦など一切持ち合わせていない。 当然ながら我ら人類に対しても一切心を開かず、レンジャー部隊やMVUの車両が近づけば真っ先に体当たりを仕掛け、まかり間違って柵から脱走しようものならパークへご来園くださっているゲストにすらその毒牙を向けてくる。
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戦闘する際は主に尻尾を使って相手の胴に一撃を食わらせ、体に備わったトゲより分泌される毒液を流し込んでジワジワ弱らせる戦法を用いる。 そのため本来ならば絶対に敵わない相手に対しても一矢報いる事ができる。 それだけの恐ろしさと狡猾さを秘めたハイブリッドこそがスコーピオス・レックスなのだ。
攻略時における留意点[]
有料DLC「サバイバル・キャンプ恐竜パック」を購入することで飼育可能な生物であり、該当パックをダウンロードしなければ一生登場することはない追加コンテンツ生物である。
広い飼育環境と荒れた気性が目立つハイブリッド生物だが、そういったやんちゃな部分がゲストのハートをがっちり掴むのか、アピール値は非常に高い。 だがその利点を覆い隠すくらいにマイナスな面も目立ち、孵化にかかる資金が凄まじいまでに高額なことと、ビックリするくらい遺伝子の発現性が高い上に、その数が怒涛の11個という欠陥ありまくりなステータスから、攻略に使うことはオススメしない。最初期のハイブリッド故にこんなに遺伝子的欠損が多いのだろうか...?
シリーズでの活躍[]
「サバイバル・キャンプ」でその存在が明らかにされたスコーピオス・レックス。後輩が起こした大事件の後しばらくも冷凍設備への通電は続いていたのだがどっからか迷い込んだコンピーがケーブルを食いちぎり見事通電がストップ。恐竜の楽園と化したヌブラル島に現れて草食恐竜はおろか肉食恐竜にとっても大きな脅威となった。作中内では1頭無性生殖で産み落としているが、最終的には無性生殖で増殖した可能性も含めて全頭絶滅したと思われる。
近年のゲーム作品にも出演し、おもちゃの展開も幅広い。新たにまた一頭作られるわけでもない限りもうシリーズに直接登場することはないと思われるが、その圧倒的な話題性で多くのファンを獲得した人気の的である。
余談[]
本作では、恐竜を表す3文字のアルファベットと番号からなる識別名が解放した動物につけられる。スコーピオス・レックスの場合は「SPR」なのだが、実はこれ前作でハイブリッド「スピノラプトル」にあてられていたものである。今作では決して登場しないよ、ということなのだろうか...。
と思っていたらスピノラプトルがまた実装された。じゃあスコーピオスはどうなるのかというと、アップデート以降に解放されたスコーピオス・レックスの頭には「SCR」とつくようになっている。妙なところから3文字とるよりはむしろ頭三文字をとったほうが自然だろうに、なぜ以前はあんなつけ方だったのか...。
ギャラリー[]
関連項目[]
- 古生物
- インドミナス・レックス
- インドラプトル
- スコーピオス・レックス
- サバイバル・キャンプ恐竜パック