この水辺で生き延びようと思ったら、危険を覚悟した方がいいですよ。7,000万年前のスティクソサウルスもずいぶん苦労したでしょうね。捕食者たちはすでに捕食される側になっていましたから!けど、私たちがいるのは白亜紀のカンザスじゃありません。ああ、ダメダメ!ほんのちょっとの勇気なんて、この深みに潜む危険から身を守ってはくれませんよ。
カボット・フィンチ
概要[]
スティクソサウルス(Styxosaurus)は、ジュラシックワールド・エボリューション2に登場する海生爬虫類の一種である。
有料DLC「白亜紀後期パック」を購入することで利用可能になる。
説明[]
長い首が特徴的なスティクソサウルスは白亜紀後期に生息していた首長竜で、全長は最大11mにも及ぶ。
魚、イカ、その他の海生生物を食べる肉食恐竜で、とても鋭い歯と強靭な顎を持っており、当時は最も優れた捕食者の一つであった。
生態[]
白亜紀後期のアメリカの海に生息していた首長竜。その名前はギリシア神話の現世と冥界を隔てる「ステュクス川」からとって「ステュクス川のトカゲ」という意味を持つ。エラスモサウルス科に分類され、体長のおよそ半分以上をその長い首が占めていた。その構成要素である頸椎はおよそ70個ほどであったとされている(実際には20個ほどの標本しか見つかっておらず、これは他のエラスモサウルス科の爬虫類からの類推と思われる)。現代のキリンで7個、首の長い恐竜と知られるあのマメンチサウルスでさえ約20個と、これらの種に比べるととても多かったことがわかる。これだけ頸椎が多いと首がとてもよく曲がったと考えられており、実際本作におけるスティクソサウルスもエラスモサウルスも、首を柔軟に曲げて泳いでいる様子が見られる。
その歯は円錐状で、地上を闊歩する獣脚類のナイフのようなそれが獲物を嚙みちぎることに特化しているのに対してこちらは獲物を押さえつけて丸呑みにすることに役立ったと考えられている。この歯はエラスモサウルス科の種によくみられる特徴であったそうだが、あまり争いには向かなかったのか、それとも相手があまりに強すぎたのか。生態系の頂点クラスには立てなかったようだ。モササウルスやティロサウルスのようなモササウルス科の生物が相手ではいささか分が悪かったといえよう。
それからほとんど咀嚼しなかったからなのか、胃の中から胃石が見つかっている。これで竜脚類よろしく胃の中のものをすりつぶしていたようだ。もちろん食べるのは海藻などではなく動物性タンパク質なので、ちょっとその様子は想像したくないが…。
フィールドワーク[]
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最低限の生息環境 |
スティクソサウルスは3つ水槽をつなげたラグーンに魚群フィーダーを要求する。社交的な性格なのか、最低でも2頭の群れで生息することを望む。
フィンチも言っている通り、モササウルスやティロサウルスには基本的には敵わない。しかし自身と同等の中型の海生爬虫類とは争う様子もみられる。ようは典型的な凶暴な海生爬虫類なので、わかっているとは思うが他種と同時に飼育する際はフィーダーの残量と設置数には注意しよう。
そして何よりの最大の特徴は、模様パターンから「プルクラナ属」「パプラナ属」「トノサマガエル属」のいずれかを選択すると、生物発光の遺伝子が組み込まれること。完全な本作オリジナル要素であり見た目以外になんの効果もないが、自分のパークに入れるには十分すぎる特徴といえよう。これを見たいがためにDLCを買った人もいるはず(筆者)
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夜にその光る姿はよく映えるものだ |
攻略時の留意点[]
ところでこいつ、意外と海生爬虫類の中でもアピール値は高い、1000未満の奴らの中では今のところ2番目に高い。1番は別のDLCで追加されたアーケロンなのだが、こいつスティクソからアピール値がたった4しか上がっていないくせに孵化コストが爆上がりしている。もちろんアピール値だけですべてを語るわけにはいかないのだが、コスパでいえばこいつを使った方がいい気もする。ただいずれにせよ、DLCで追加された種の宿命か、発掘コストは決してお安くはないので要注意。
それからラグーンx3の水辺が必要だと先述したが、こいつはマイナス遺伝子がポンポン出まくる。実は凶暴性の遺伝子特性も出てくる上、強欲の特性も有しているので、支配値やラグーンの広さに関しては注意を怠らぬように。
シリーズでは[]
主に近年のゲーム作品に出演。海生爬虫類を飼育できる作品はなかなか多くないからなのか、いまだ出演作は3つのみ。あまり名も知られていない種なので、本作への出演を機に名を上げることに期待しよう。