なんだか特別な何かを感じますね...何がとは言えないんですが。これは、ピロラプトルです。南フランスで森林火災が発生しなかったら、この羽を持つ小さな子達は発見できなかったかもしれません... 私の生命保険料は、ほんの少し安くなっていたでしょうけどね!
カボット・フィンチ
概要[]
ピロラプトル(Pyroraptor)とは、ジュラシックワールド・エボリューション2に登場する恐竜の一種である。
DLC「バイオシン拡張パック」を購入することで飼育可能になる。
説明[]
ピロラプトルは白亜紀後期のヨーロッパに生息していたドロマエオサウルス科に属する肉食獣脚類だ。
体長は約2.4mで、力よりも俊敏さで獲物を追い詰める。同属のヴェロキラプトルと同じく群れで狩りを行う。鋭い鉤爪は獲物を捕まえるときだけではなく、木登りをする際にも使われる。
生態[]
1992年のフランスで発見されたドロマエオサウルス科の恐竜。この恐竜がヨーロッパから発掘されたというのは割と重要なことであり、アジアや北米でヴェロキラプトルやデイノニクス、ユタラプトルといったラプトルの仲間は大勢発見されていたが、ヨーロッパでは同時期にヴァリラプトルというドロマエオサウルス科の恐竜が見つかったくらいであり、ピロラプトルとヴァリラプトルという二種類のドロマエオサウルス科の恐竜が発見されたという事実はかなりの驚きをもって迎えられたという。
その化石が発掘されたのはフランス南部の森林地帯。ちなみに当時のヨーロッパ、とくに現在のヨーロッパ中部から地中海一帯にあたる地域はバラバラの陸塊が乱立する地域であったという。発掘現場は少し前に山火事で焦土と化した地域であった。そんな地域から発掘されたこのラプトルには「火の泥棒」という意味の名前が与えられた。発掘されたのは腕部、足、歯の化石のみであった。その後スペイン北西部からピロラプトルのものと思われる歯の化石が見つかっている。鋭利な爪の化石が見つかっており、これで獲物を狩っていたほか、その小柄な体躯を活かして木登りにも活用していたと考えられている。
化石があまりにも少ないため正確ではないが、サイズはそこまで大きくはなく、人間の膝ほどもなかったとされている。大体現実のヴェロキラプトルと同じくらいであり、ジュラシック・ワールドシリーズのピロラプトルは遺伝子操作か何かでだいぶ大型化したようだ。
フィールドワーク[]
ジュラシック・ワールドのピロラプトルは現実よりも巨大化しているせいか、明らかに凶暴であり群れで連携して自分より大型の恐竜にさえ牙を剥く。さらに人間にも無慈悲に襲い掛かることもあり、この時の殺害モーションはある意味必見。ぜひDLCを買ってご自分の目で見ていただきたい。
そんなピロラプトルは絶対に怒らせないようにしなければならないわけだが、その飼育環境は以下の通り。
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見ての通りまあまあ広い囲いに広大な森林を要求する。森林に適応した生活をしているらしく、公式の紹介ムービーでも森林の奥深くから現れてヤギに襲い掛かる様子がみられる。視認性を確保しようと思うと単位面積当たり恐竜の要求が満たせる量が少ない木を使う必要があることには留意しよう。
餌は生き餌のヤギを要求してくる。大体ピロラプトル3頭につき1個生き餌フィーダーを置けばよいので、ピロラプトルの個体数に応じて適宜ステータスを確認するようにしよう。
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ピロラプトルはドロマエオサウルス科の恐竜らしく群れで生活することを好み、最低3頭以上の群れで飼育することを好む。ずいぶんと社交的なのか、翼をはためかせてダンスのような仕草をとることもある。ちなみに腐食性の恐竜とは共存できるとか書いてるが、実際は餌としか見ていないらしく一方的に食い殺してしまうので注意。丸のみにされるので死体すら残らない。
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交流することがあるらしい |
飼育時の留意点[]
そこまで輝く恐竜でもない。ただ同DLCのキャンペーンでは必ず飼育することになるので、一度はその飼育環境を整備してやる必要がある。あとはチャレンジモードなどに出るくらいなのだが、いかんせんDLCのアトロキラプトルやデフォルトからいるヴェロキラプトルに比べて孵化にかかる値段が高いくせして評価は低いし、彼らと比べて3頭と1頭多めに飼育する必要があるのでその分もっと費用がかさむ。挙句の果てに先のキャンペーンでは目立たないがこいつは心地よさの閾値が85%なので嵐が来ると必ずブチ切れて脱走しようとする。契約とかで呼び出されるかもしれないが、基本はデイノニクスかヘレラサウルスで妥協しよう。
シリーズでの活躍[]
ご存じの通り「新たなる支配者」で登場した新しいラプトル。これ以前にも近年のゲーム作品にも出演していた。前述の通り大幅に巨大化しての登場であり、バイオシンのサンクチュアリ、凍結した湖面で火の泥棒の名を表しているのか、赤い羽毛をまとって現れた。さらに作中ではなんと水中を泳いで襲い掛かる姿も見せているが、当然実際のピロラプトルに泳ぐ能力があったかは不明。ただ先述したとおり当時のピロラプトルが生息していた環境は無数の小さな島々からなる環境であったため、島を渡る際に泳ぐ必要はあったのかもしれない。